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ミスをどうとらえるか

仕事をしているとミスはつきものです。
そのミスをどうとらえ、どう処理すればいいのでしょうか?
例えば、私の仕事。調剤薬局で薬を調剤して、監査をし、患者さんに薬をわたします。
患者さんは医療機関より発行された処方箋を薬局に持っていき、その処方箋に基づいて
私はお薬を作ります。
お薬が患者さんにわたるまでに様々な行程があります。
最近思うことは、このすべての行程に100%の集中力をもって、係っていて大丈夫か?ということです。
もちろん100%の集中力が保てるのが、ベストなのですが、人は長い時間集中力は保てないはずです。
私は店長という立場上、部下のしたミスを指摘しなければなりません。
それは、どんな小さなミスも・・・  小さなミスがやがて大きなミスにつながるのが怖いからです。
でも、最近この考え方を少し変えようかとも思っています。
私の仕事は、最悪の場合、患者さんに健康被害のリスクを与えることになります。
しかし、その最悪の状況を生み出すミスは限られているわけです。
私は、薬局内で行われている作業をリスト化し、
起こる可能性のあるミスにプライオリティ(優先順位)をつけてみました。
もちろん、上位のものは患者さんに健康被害を与える、絶対におかしてはいけないミス。
下の方のミスは全く健康被害にはかかわらないミス。
下の方のミスにはあまり神経質にならなくてもいいのではないだろか、というのが最近の考えです。
上から下までのミスに神経質になり、自分にも部下にも厳しくなりすぎると、
やがて皆で精神がパンク状態ってことに!?・・・
まっ、それはありえないと思うが。
このことを思ったのは実は「孫子」の一文からです。

百戦百勝は善の善なるものに非(あら)ず。

戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり(謀攻篇)

なぜ100戦100勝が最善ではないのか。100勝しているうちに己の体力をすり減らして、
101回目に第三者に漁夫の利をさらわれてしまえば、それは愚の骨頂でしかないからだ。

色文字部分は下記の本より引用。

孫子・戦略・クラウゼヴィッツ―その活用の方程式 Book 孫子・戦略・クラウゼヴィッツ―その活用の方程式

著者:守屋 淳
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私の仕事で言えば、
小さなミスまでも完璧に抑え込み、
そのような状況に疲れた時、普段起こさないような大きなミスをおかしてしまう。

そんなことにならない為には、
下位のものは捨てて優先順位の高いものに集中することが、
リスクを回避する手段のひとつなのかもしれない。

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