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脳が冴える15の習慣

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書) Book 脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

著者:築山 節
販売元:日本放送出版協会
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この本の第一刷発行は平成18年秋でチョット古いのですが、
昨年アマゾンでも上位ランクにきていましたし、店頭でも平積みされていました。
昨年は勉強本と脳トレのブームでもありました。

脳を鍛える時に、特に重要なのが前頭葉だそうです。
前頭葉は思考・感情のコントロールをするのですが、
主な役割の一つが脳の司令塔であると著者は表現しています。
前頭葉の働きが冴えてくると、限られた知識や経験しかなくても、
それを使って有効な組み立てを考え、行動に移すのが上手くなるそうです。

(下記引用)

前頭葉の主要な活動は、
「選択」「判断」「系列化」という言葉に集約して考えると分かりやすいと思います。
複数の選択肢があるときに、どちらがいいかを選ぶ「選択」。
どう処理するかを決める(あるいは有効性や重要度を見極める)「判断」。
その選択・判断を並べていって、思考や行動を組み立てるのが「系列化」です。
それをさまざまなレベルで行い、前頭葉からの指令によって体を動かすというのが、
私たちの活動の大部分ではないでしょうか。
たとえば、部屋を片付けるときのことを想像してみて下さい。
どこから・何から片付けるかを選択する。
手に取ったものを捨てるか、とっておくか判断する。
仕舞うとしたら、どこに仕舞うかを考える。
その選択・判断を効率的に並べて、部屋を機能的に整理していく。
意識してやってみると分かるかと思いますが、片付けというのは、
そういう作業の連続となっているはずです。
実際、前頭葉の機能が著しく低下している人は、片付けができなくなります。
何をどこに仕舞えばいいのかを考える力が弱いので、必要なものまで捨ててしまったり、
ごちゃごちゃに仕舞ってしまったりする(結果的にものをよくなくすようになります)。
つまり、こういう選択・判断・系列化の要素がバランス良く含まれている活動を多くすることが、
前頭葉を鍛える有効な基礎トレーニングになると考えられます。

家事をすることが前頭葉のトレーニングにはいいようです。
料理などは選択・判断・系列化ができないと、テキパキとはできないようでうす。

こういう家事をテキパキと片付けられるのは、間違いなく前頭葉の機能の高い人です。
仕事や勉強の中で脳を使うのが高度で、家事の中で使うのが高度でないということはありません。
家事を手際良くこなせる人が仕事もできるかとなると、
それぞれ求められる知識や経験が違いますから一概には言えませんが、
素質としては十分にあると考えられます。

前頭葉の働きが冴えている人が仕事も良くできる。
わかるような気がしました。
仕事のできる人は常に先を読みます。
シュミレーション能力が優れているとでもいうのでしょうか、
起こりえることを常に予測して動いているので、
状況に対する理解も早く、動きがスマートです。

また著者は「忙しいときほど机の片付けを優先させよう」とも言っています。
これは思考の整理につながるようです。

前頭葉が感情・思考のコントロールをしていることから考えても納得です。
私もイライラした時や落ち着かないときは、知らず知らずに身の回りの整理をしていました。

無意識にしていた行動は脳科学的にも正しかったのですね。

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