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谷川俊太郎

Book 続・谷川俊太郎詩集 (現代詩文庫)

著者:谷川 俊太郎
販売元:思潮社
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いつもはビジネス書主体ですが、今回は思いっきりはずして詩集です。

たまたま仕事中、谷川俊太郎の詩のフレーズが急に頭の中を流れて行きました
帰宅後、押入れの奥から引っ張りだしてきたのが、この本です。

たぶん買ったのは7、8年前でしょうか
谷川俊太郎を知ったのは、私が浪人生活をしていた頃です。
高校時代の友達がアメリカに留学し、その友達とエアメールを続けていた時、
ある時に谷川俊太郎の「うつむく青年」という詩が送られてきました。
当時の私の状況を見て彼が送ってきた詩でした。
その頃、私も詩を書いていて、大学ノート4,5冊はあったでしょうか。
「月刊カドカワ」という本の詩の投稿で最優秀賞をとったこともありました。
ちなみに最優秀賞を取った詩のタイトルは「再び君」というものでした。
確か、出だしはこんな感じでした。

湿った風が吹くある日
雨粒は君がそこにいるかのように
曲線を描いた
・・・・

昔の方が文章力があったかも

7、8年前にこの本を買ったのも、ふと「うつむく青年」を思い出したからでした。
今回は「恋の始まり」という詩が急に頭の中をめぐりました。不思議な感覚です。

書籍から引用させてもらいます。

恋の始まり

あなたのことを絶えず考えているのに

あなたの顔がどうしても思い出せない

気がついてみるとふと耳にした音楽の一節を

くり返しくり返し口ずさんでいるのだ

あなたに会いたいと思うのだが

それは情熱というよりむしろ好奇心で

自分がいったいどうなっているのか

もういちどあなたの前でたしかめたいのだ

それから先のことは思い浮かばない

あなたを抱くことも想像できない

ただあなた以外の世界がひどくけだるく

僕は高速度撮影の映画の中の俳優のように

ゆっくり煙草に火をつけるのだ

するとあなたなしで生きていることが

ひとつの快楽のようにも思えてくる

あなたはもしかするといつか僕が他国で見た

時をへた美しい彫像のひとつかもしれない

そのかたわらで噴水は高く陽に輝いていた

続・谷川俊太郎詩集 (現代詩文庫)

著者:谷川 俊太郎
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