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「超]発想法

「超」発想法 (講談社文庫) Book 「超」発想法 (講談社文庫)

著者:野口 悠紀雄
販売元:講談社
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「超」整理手帳でおなじみの野口悠紀雄氏の書籍です。
本書は2000年3月に単行本で発売され、2006年6月に文庫として発売されたものです。

書籍からは離れますが、以前に「超」整理手帳を1年間だけ使ったことがあります。
私個人の感想としては、まず物理的に「超」整理手帳の大きさ(A4四つ折りサイズ)が合いませんでした。
ジャバラシートも使い勝手がイマイチでした。
手帳は使う人の目的などに左右されます。従って種類も多いわけです。
また同じ人が使うにしても、使う目的が変われば手帳も変わります。
私も「アクションプランナー」から「ほぼ日手帳」に変えました。
当ブログ関連記事http://new-age-009.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/2009cousin_07e6.html

決して「超」整理手帳に対して批判的と言うわけではありません。
年毎に進化しているし、手帳カバーも充実しています。
文具オタクとしては一度は手を出したくなります。
今年はバーチカルタイプのシートもあるようです。

「超」整理手帳2009 (オレンジ) Book 「超」整理手帳2009 (オレンジ)

著者:野口 悠紀雄
販売元:講談社
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「超」整理手帳のガイドブックとしてはこちらの書籍が参考になります。
図解「超」手帳法 Book 図解「超」手帳法

著者:野口 悠紀雄
販売元:講談社
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このブログのテーマでもある知的生産術。
発想法に関連した書籍も何冊か紹介もしてきました。
著者によって意見が同一のものもあれば、見解が違うのもあります。

この「超」発想法ではまずKJ法に対しては凄く批判的です。
KJ法に関してはウキぺディアのリンクも貼っておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/KJ%E6%B3%95
KJ法とはアイデア発想の手段の一つです。
1865年ごろ川喜田二郎氏が作った方法です。
こちらの書籍が参考になります。

発想法―創造性開発のために (中公新書 (136)) Book 発想法―創造性開発のために (中公新書 (136))

著者:川喜田 二郎
販売元:中央公論社
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概要はアイデアをカードにし、分類整理を行なうことで、
次のアイデアを出すというものです。

このアイデアをカードに書き出し様々な組み合わせを作っていく過程が著者は無駄だと述べています。
つまり頭の中でやっていることを外に出すことは、無駄な組み合わせを作ってしまい効率が下がるそうです。

もともと頭の中で無駄な組み合わせを削除しているのに、
それをあえて外に出し、また無意味な組み合わせを試みることが理解できないということだろうか。

アイデアを出す発想法としてのフレームワークはたくさんあり、
KJ法も必ずといって出てくる方法である。
私も何度か使ったことはある。
多くの組み合わせの中から新しいアイデアが出ないか試行錯誤した経験があるが、
よく考えてみると、それが使い物になった例がないことに気づく。

確かに著者の言っていることは正しいのかもしれない。
たくさんの組み合わせができることだけに満足していたのかもしれない。

本書の本題。「超」発想法の基本五原則。
第一原則
発想は、既存のアイデアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし。
第二原則
アイデアの組み換えは、頭の中で行なわれる。
第三原則
データを頭に詰め込む作業(勉強)がまず必要。
第四原則
環境が発想を左右する。
第五原則
強いモチベーションが必要。

第一原則は「アイデアの作り方」などでも有名な言葉です。(当ブログ内記事
第二原則はKJ法を否定する原則です。
第三原則は準備のないところからは何も出てこないという言葉に置き換えることもできます。

著者はよほどKJ法に引っかかる点があるようで、紙面もかなりさいています。
ですから読書後の印象としてはその部分がやたら頭に残ってしまいました。

そしてこの「超」発想法にも「無意識活動の重要性」が述べられている。
P74より引用
立花隆氏は、インプット(情報の収集など)とアウトプット(書くこと)の間は、
頭の中で無意識のうちに進められる操作であり、ブラックボックスだという。
考える素材を頭に詰め込んだら、あとは「頭の中の醗酵を待つ」のだという。
外山滋比古氏は、同じことを「寝かせる」と表現している。
ポイント
意識的な活動ののちに、無意識的な活動が生じる。
その結果が「啓示」となって現れる。

外山滋比古氏のことに関しては、当ブログで記事にしているので参考にしてもらいたい。

発想法に関するこの無意識の重要性に関してはまとめて記事にしてみる必要がありそうです。

野口悠紀雄氏の最新の書籍がこちらです。

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー Book 超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

著者:野口 悠紀雄
販売元:講談社
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これは以前にミリオンセラーとなった「超」整理法の最新版です。
15年が経過して、世の中の状況・環境が一変して書き直す時が来たそうです。

リアル書店でパラ見しましたが、いまいち「買い」に至りませんでした。
世の中のライフハッカーが既に実践していることばかりのような気がしました。

グーグルのGmailの活用法、すべてのファイルをオンライン上の受信箱の中に置く等・・・。
新しさが感じられず、もう少し様子見です。

「知」のソフトウェア (講談社現代新書 (722)) Book 「知」のソフトウェア (講談社現代新書 (722))

著者:立花 隆
販売元:講談社
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思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫) Book 思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)

著者:外山 滋比古
販売元:筑摩書房
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「超」発想法 (講談社文庫) Book 「超」発想法 (講談社文庫)

著者:野口 悠紀雄
販売元:講談社
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