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価値観について

「物事の価値は無色透明」

この言葉はコミュニケーションなどの話にもよく出てくる言葉です。

例えば、「雨が降る」という現実があります。
遠足を楽しみにしていた子供たちにとっては良くない雨。
しかし、水不足で作物の出来を心配していた農家の人には恵みの雨。

「雨が降る」という出来事自体には、良いも悪いもないということです。
価値をつくるのはその人自身である。

こんな言葉もあります。

「物事の意味は、それ自身に内在するのではなく、
物事に対する我々の姿勢の中にある」    サン=デグジュペリ

NLPではこんなことをもとにしたスキルで「リフレーミング」というものがあります。

「現実そのもの」を変化させるよりも、私たちが「現実を体験する方法(解釈の方法)」を
変化させる能力を使う方がはるかに効果的であることが多い。

ちょっと難しくなりましたが、
「あきっぽい」という性格が短所と思っている人であれば、
それは「チャレンジ精神旺盛だ」という長所に言い換えることができます。

「意志が弱い」という性格が短所と思っている人であれば、
それは「人を尊重できる人だ」という長所に言い換えることができます。

などなど・・・

いろいろな視点でみれば、考え方や感じ方の選択肢も増えていきます。
自分の考え方や感じ方をコントロールできるようになると
ストレスも減り、充実感も増してくるのではないでしょうか。

人それぞれ色々な価値観があって当たり前。

こんなことを表すNLPの有名な前提があります。

「地図は領土ではない」
The map is NOT territory

あなたが今いる場所を地図にした場合、多くの地図が存在すると思います。
地図の描き方が変われば感覚も変わります。どれが正しい正しくないというのでありません。
そして地図は地図であって現実ではありません。

(私はこんな感じでこの言葉をとらえていますが・・・
実際にはこの前提から様々な理論が生まれるようですが、
今回は価値観ということでこんなところです。)

つまり「人は違う」
それぞれの人が描いた、それぞれの地図を持っていて、
それを使って人と接したり、物事の価値を決めていく。
たくさんの選択ができるように多くの地図を持っている人もいれば、
更新することなく、増やすことなく、かたくなに一つの地図で物事を解釈している人もいるのです。

「物事の価値は無色透明」

この言葉を理解する時に私は「無色透明のビニールのビーチボール」を思い浮かべます。
このビーチボールは光の当て方によって様々な色に見えます。
また見る角度によって向こう側に見えるものも変わります。

こんなビーチボールを誰もが持っているんだと考えています。
光の当たり具合、見る角度がその時のその人を表していれば、
ポジションを変えて見れば本当の相手・自分の姿も見えてくるように思います。

私がこの前参加したNLPのプラクティショナー説明会で
NLPラーニング代表の山崎啓支さんがトレーナーのあり方について話されていました。

「トレーナーである私は価値観を持ってはいけないんです」

私は思わず「えっ」と心の中で驚きました。
私たちの深い欲求の中に「安全・安心欲求」があります。
NLPでラポール(信頼関係)を築く時にもこの欲求は重要です。
しかし、価値観を持っていない人間に対して、
私の脳は、この人は「よくわからない人」と認識して、
「安全・安心の欲求」を満たせないのではないか。
そんなふうに考えました。

そんな脳の空白を埋めるために私は質問をしました。

山崎トレーナーから返ってきた言葉は「ニュートラル(中立)」でした。

「私はトレーナーである時はニュートラルでなければならないんです。
だから、価値観を持ってはいけないんです」

私はこのニュートラルという言葉を聞いた瞬間、ふーっと疑問がなくなり、
「価値観を持ってはいけない」という言葉が腑に落ちました。

(もちろんこれはトレーナー、あるいは指導者が価値観を持ってはいけないと言っているのであって、
私たちは価値観を持っていいんですよ。)

ある特定の価値観を持ったトレーナーの前で受講生が本当の自分を出すことができるのか?

極端な例ですが・・・
私は「万引きをした」
お金や罪の価値観を強く持った人には、私はこの事実を話せません。
しかし、全くお金や罪について何の価値観も抱いていない人がいたとすると、
私はその人だけにこのことを話すことができます。

少し話は外れますが、
正義感の強い人の心の中は?

実は凄く戦っています。
実際に喧嘩ばかりしているかもしれません。

では正義感がさほどない人は?
多分、心の中は穏やかな状態ではないでしょうか。

熱心なキリスト教信者であれば、反イスラム教であるかもしれない。
しかし、私はどちらでもないのでなんとも思わない。

特定の価値観を信じるということは、
そこに光が生み出されると同時に闇ができます。

このようなことも少し気に留めておいたほうがいいかもしれません。

話をもとに戻していきます。

山崎トレーナーは言います。

「どんな人でも受け入れる自分であればペーシング(合わせる)なんて必要ないんです。」
「そして、クライアントが本当の自分を出せない状態で、何がラポールなの!」
「そして、その状態でどうやってワークをやるの!」
「本当の自分を見せることができないで、どうやって変化するの!」

こんな感じのことを言われていたかと思います。

私も上司としての立場、親としての立場においては、
ニュートラルに近い状態で接することができればなと思います。

私が一番最初に参加した2.5時間セミナーで言われた、
山崎トレーナーの言葉、

「歩く安全地帯」

ずーっと胸に響いています。

自分が「歩く安全地帯」になれば、
誰もが心を開いていく。

NLPのテクニック云々ではなく、
人間としてのその人の在り方である。

価値観という言葉から少し掘り下げていきました。

長くなってしまいましたが、
最後まで興味深く読んでいただき、ありがとうございます。

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