再び「リソース」について
前回は「リソース」について考えました。
今回も引き続き「リソース」について補足します。
少し復習をします。
「全ての人は既に必要な資源(リソース)をもっている」
NLPのこんな前提の一つから話を拡大していきました。
そして、ここでいう資源(リソース)とは、
目標を達成する為に役に立つものだと考えられているということでした。
「人は生まれながらにしてリソースフル(資源に満ちた)な状態にある」
しかし、人はなかなかリソースに気づいていない。
そこで、「ミルトン・モデル」を使って、思考のブロックを取り去り、
無意識の領域にあるリソースを見つけることによって、目標設定もしやすくなる・・・
と、こんな感じでした。
今回は「リソースに気づいていない」を別の視点から見ていきます。
山崎啓支トレーナーの著書には必ず出てきます、脳の基本プログラム三原則。
・「空白の原則」---------脳は空白を作るとそれを埋めようとする。
・「焦点化の原則」-------私たちの意識は同時に二つのものをとらえるのが苦手である。よって焦点化がおこる。
・「快・痛みの原則」-----脳は快を求めて痛みを避ける。
この中の「焦点化の原則」を使うと、リソースに気づきやすくなります。
今、ここで何が聞こえているかに焦点を合わせてみます。
すると、どうでしょうか。
エアコンや換気扇の音、PCのファンの音など様々な音が聞こえてきます。
今までこれらの音は存在しなかったのでしょうか?もちろん存在していました。
気づいていなかっただけです。
周りの音に焦点が向けられていなかっただけです。
「私たちは普段、焦点を当てているものしか見たり聞いたりできない。」
リソースに気づかないのも、リソースに焦点を当てていないだけです。
「リソースに焦点を当てる」
これはリソースだけに限りません。
以前にも少し触れましたが、私たち人は数多くのプログラムに支配されています。
そのプログラムに焦点を当てるだけでも、随分変わってきます。
「どうしてこのように反応してしまうのか?」
プログラムに焦点を当てて、疑問を抱けば、
次に「空白の原則」が働きはじめます。
そして、無意識がその答えを探し出します。
「あなたは今、何に焦点を向けていますか?」
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