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【話術、マナーを習う前に知っておきたいコミュニケーションの本質】No.5

【話術、マナーを習う前に知っておきたいコミュニケーションの本質】No.5

(No.4からの続き)

それにはまず人間の深い部分にあるプログラムの存在に気づく必要があります。
いわゆる本能ですね。人間は生き長らえる為に「安全・安心・安定」欲求を持っています。
無意識は常に「安全・安心・安定」を満たす為にプログラムを作動させているのです。
ですから、ラポールを築くには「安全・安心・安定」の状態をつくればいいわけです。
コミュニケーションに関しては特に「安全・安心」欲求が大切になります。

私の職場に新しい社員が入ってきたとしましょう。
私もその方も初めて顔を合わせます。
お互いにわからないことばかりです。
特に新しい社員の方は「場」自体もわからないことだらけで不安でしょう。
何日かかけて職場になれて、そしてお互いが日頃の会話でわからないことを埋め、
安全安心欲求を満たしていくわけです。時間をかけながら心理的距離を縮めていくんですね。

NLPではもっと短時間で心理的距離を縮める為に「ペーシング」という技術を使います。
日本語では「合わせる」ことです。
例えば、相手の話し方、呼吸、リズム、スピード、状態などをペーシングします。
相手と同じ状態を作ってあげれば相手は安心します。なぜならば、自分と似た存在ですのであなたのことが何となくわかるからです。
相手の事がよくわからない場合に緊張したり、身構えたりするのではないですか。

ですから、あなたにとって私は安全だということを伝えればいいのです。それも相手の無意識にです。
ペーシングも基本的には言葉ではなく、非言語の部分を主体にしていきます。
相手に合わせるポイントは無数にあります。
表情、姿勢、動き、呼吸のリズム・浅い・深い、声のトーン・テンポ・・・

でも、こんなに多くの事に意識的にペーシングするなんてなかなかできないです。
もちろん車の運転のように繰り返しの訓練によってそれも可能になりますが・・・
意識は同時に二つ以上のことをとらえるのが苦手でしたよね。

では何に焦点を絞ってペーシングするかというと「呼吸」です。
呼吸を合わせることができれば、話すペースも合ってきます。
実際にやってみるとわかるのですが、速い呼吸をしながらゆっくり話すことはできませし、
逆にゆっくり呼吸をしながら速く話すこともできません。
呼吸は普段は無意識的です。意識することなくペースをつくっています。
緊張した時などは呼吸のペースが無意識的に速まります。そこで意識的に深呼吸をして落ち着かせたりします。

では、相手の呼吸にペーシングします。
相手の肩の動きや、胸の動き。あるいはお腹の動き、注意して観察していく部分は多いです。
人によって呼吸が動きとして現れる部分は違います。これもある程度の訓練は必要ですね。

身の回りの人を今日から観察して、どの位置で呼吸の動きをとらえることができるのか探してみてください。
なかなか難しいですよ。わかりやすい人もいれば、全くわからない人もいます。
そこで思うんですが、一緒に笑ってみるというのも一つの手段な気がします。
一緒に笑うことで呼吸って一致しませんか?これは結構効果ありますよ。

そしてもう一つ。
無意識にゆだねるというのも一つの手段です。
無意識は安全安心を好みます。つまり元々は共鳴したがっているのではないでしょうか?

例えばこんな感じの事をイメージして下さい。
私は大きな光の球体の中に相手と共に入ります。
私は相手の無意識との呼吸のペーシングを始めます。
球体は相手の呼吸に合わせて拡大縮小を繰り返し始めます。
すると徐々に2人の呼吸と球体の動きも合っていきます。

これやってみると意外とできます。
ただし、自分自身の気持ち次第です。
これはどういうことかと言うと、少し重要な話になるのでよく聴いてください。

(No.6へ続く)

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