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【話術、マナーを習う前に知っておきたいコミュニケーションの本質】No.6

【話術、マナーを習う前に知っておきたいコミュニケーションの本質】No.6

(No.5からの続き)

「息の合うカップル」「息の合う夫婦」っていう言葉があります。
これはラポールが築けた状態なわけです。
では、このような二人はペーシングをしたのでしょうか?
意識的にペーシングなんてしていないですよね。無意識的にラポールができていたと思われないでしょうか?

皆様ご自身に置き換えてもわかると思います。
別にペーシングしなくても、なかのいい友達や恋人になったわけです。
では、そこに共通する部分ってなんなんでしょう。
ここでもう一度、無意識レベルのラポールを築く達人の赤ちゃんに登場してもらいましょう。
赤ちゃんはほとんど無意識的に生きていますよね。意識的に今からご飯食べようとか、寝ようとか、泣こうとか思わないわけです。
そんな赤ちゃんが微笑んでいたら好意的に私たちは接します。微笑んでいなくてもなぜか癒される感覚を覚えます。
赤ちゃんはペーシングしないで、私たちの心を開いてくれています。何故でしょう?

それは、赤ちゃんは良い悪いを関係なく私たちを見ていてくれるからではないでしょうか?
そして、まだ価値観というものもなく、すべての人を受け入れる心を持っているからではないでしょうか?

ラポールを築く上で大切なこと、
それは自分自身の在り方なんです。
ラポールの本質はテクニックではなく人の存在そのものなんです。
相手の全てを承認できる私であればラポールは築けます。
テクニックで外見的に呼吸を合わせ、形も合わせ、価値観も合わせたとしても、
もし内心で相手の事を軽蔑していたとしたら、相手はなぜか私を信用できないし、抵抗をするでしょう。
相手にとって私が「安全・安心」な存在であれば、もうペーシングなんて必要ないんです。
ですのでペーシングを使って相手を操作してやろうとか、コントロールしてやろうとか思ったら真のラポールなんて築けません。
自分自身に置き換えればすぐにわかります。
皆様は誰かに操作されたいんですか?コントロールされたいんですか?そんなはずはないと思います。

自分自身が相手にとっての「安全・安心」な存在になるということを心にとめておいて下さい。
その上でのペーシングこそ意味あるものだと思います。

私たちは言葉を使って多くのコミュニケーションをとっていきます。
では、言葉はどのように自分から発せられ、相手に届いているのでしょう。

例えば、あなたは昨日、2時間程の映画のDVDを見ました。そして友達にそのDVDの内容を説明するとします。
まず、あなたはどのように説明するのでしょう。
当然ですが、2時間の映画を2時間かけて説明する人はまずいません。
そこで、おこるのが「省略」です。せいぜい5分程度にまとめて説明します。
あなたの体験を言葉に変える際に多くの情報が省略されるのです。
そして、あなたが印象に残ったところが中心に話されるわけですから、
そこで「歪曲」がおこります。自分のフィルターを通して説明をしているんです。
「地図は領土ではない」ですね。一人一人が自分の地図を参照しながら話しているんです。

そうすると、どうでしょう。同じDVDを見た人に説明を受けたとしても、
きっとポイントとなる部分は人によって随分違ったものになっているはずです。
このようにまず体験を言葉にして発する場合は「省略」と「歪曲」がおきるということです。
話者の伝えたと思っていることと、受け手の間では情報のすり抜けがあり、正しく伝わっていないことがあるのです。
話者の体験の多くの情報が省略された言葉を理解するには、受け手は過去の体験・経験につなげて理解することになります。
ここでも多くの言葉の意味の違いが発生します。では、どうすればミスコミュニケーションは防げるのでしょうか?

凄く簡単です。それは「質問」「確認」をすることです。
質問とは欠けた情報を埋める為の質問をするのです。
確認とは自分が受け取った内容でいいのか自分の言葉を使って確認するのです。
社会人1年生の頃に習った「報告・連絡・相談」、いわゆる「ほうれんそう」ですね。
当たり前すぎて忘れがちですが、これは凄く大切だということです。

できていると思っている限り、ミスコミュニケーションはおこります。
もう一度基本に戻って「質問」「確認」をしてみてください。

(No.7へ続く)

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