アイデンティティーレベル=セルフイメージ
前回、前々回とニューロロジカルレベルに関連付けて色々考えていきました。 著者:山崎 啓支
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で、あらためてこちらの書籍を読んでいて、多少私の考え違いのところもあったので、
ニューロロジカルレベルについてもう少し書いていきます。
ニューロロジカルレベルとは「意識レベル」を階層的に体系化したものです。
通常は5つのレベルから成り立ちます。
①環境レベル
②行動レベル
③能力レベル
④価値観・信念レベル
⑤アイデンティティーレベル
番号順にレベルが上がるごとに私たちの深い部分に影響を与えるようになります。
このような図で表されます。
そして上位のレベルが下位のレベルに強い影響を与えます。
前回、前々回の記事で「アイデンティティーレベル」を「本質としての私」、
そして「信念・価値観レベル」を「セルフイメージ」と説明してきました。
しかし、階層レベルの違いがありました。
「アイデンティティーレベル」が「セルフイメージ」になります。
「アイデンティティーレベル」では「私は~」「あなたは~」という表現になります。
「私はカッコいい」「私はダメな人間だ」「私は勇敢だ」「私は人前が苦手だ」・・・
確かにセルフイメージですね。
このあたりのところを、5つのレベルと英語の主要な疑問詞との関係性を含めてみていきます。
それでは、私の「アイデンティティー」を「私は薬剤師である」として考えていきます。
「私は薬剤師である」というアイデンティティーを持つと、
薬剤師の行う業務が人の健康の手助けとなるという価値観、
迅速丁寧正確にお薬を提供する能力、お薬を調剤する行動、
職場が薬局といった環境、これらすべてと関係し、含んでいます。
このように上位のレベルは下位のレベルを含みます。
アイデンティティーレベルにはいくつものセルフイメージが存在します。
例えば、私であれば、薬剤師としての私、子供の父親としての私、妻の配偶者としての私・・・
その役割によって信念・価値観も変わってくるということです。
セルフイメージは決して一つではないということです。
しかし複数のアイデンティティーを同時に体験することはできません。(焦点化の原則)
では、「本質としての私」はどこにあるのでしょう。
ニューロロジカルレベルにはもう一つの上位層があります。
スピリチュアルというものです。
この場合のスピリチュアルとは次のような意味合いになります。
スピリチュアルレベル・・・個人としての意識を超えて、宇宙や地球、地域社会、職場、家族など、
大きなシステムの中の一部であるといった感覚を持ち、自分のBeing(在り方)を意識するレベル。
そして「本質としての私」はアイデンティティーの頂点、スピリチュアルの手前に存在するのではと思います。
数々のビリーフ(思い込み)によりセルフイメージを強固にし、いくつものセルフイメージをかき分けていくと
「本質としての私」に突き当たります。
「負のサイクル」の記事での訂正を載せておきます。
↓↓↓
被害者意識を持つというのは、外部に影響力を求めてしまっているとお伝えしました。
ニューロロジカルレベルにあてはめると、本当の意味での外部は「環境レベル」だと思います。
一番の下のレベル、底辺です。
下位層レベルも上位層に確かに影響を与えます。
しかし、自分の人生を揺るがすほど影響力があるのでしょうか?
「あの人のせいで人生がくるった」「社長のせいで仕事がつまらない」
「あの人がいなければ、もっと楽しいのに」・・・
このようなことは外部に影響力を求めているように見せかけているだけです。
実は自分自身の行動レベル、能力レベルの問題なわけです。
行動レベル、能力レベルを変えれば確実に環境レベルも変わっていきます。
そして、もっと怖いのが「自分は被害者だ」というセルフイメージを作り上げてしまっている場合です。
ニューロロジカルレベルでいう、アイデンティティーレベルが「被害者」なんです。
下位層の環境レベルの影響をジワジワ浸透させてしまい、
信念・価値観レベルで「自分が不幸なのはあいつのせいだ」等という「思い込み」を作ってしまったのです。
その「思い込み」が更に循環するように下のレベルに順次影響力を与え、
更なる環境レベルの悪化を招きます。それがまた上位層へとジワジワ浸透し・・・
完全なる「負」のサイクルに迷い込みます。
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投稿: 偽物ブランド時計 | 2020年6月20日 (土) 06時55分