いくつも存在するアイデンティティー
ニューロロジカルレベルの図が内的世界に頭を突っ込んでいます。
ニューロロジカルレベルはこのブログでも何度かお伝えしています。
ニューロロジカルレベルとは意識レベルを階層的に体系化したものです。
通常は5つのレベルから成り立ちます。(この上にスピリチュアルレベルがあります)
①環境レベル
②行動レベル
③能力レベル
④価値観・信念レベル
⑤アイデンティティーレベル
番号順にレベルが上がるごとに私たちの深い部分に影響を与えるようになります。
このような図で表されます。
で、最初の図の説明に戻ります。
赤い円の中は人の内的世界。つまり内側の部分です。
そこにアイデンティティーレベルの部分が入っています。
アイデンティティーレベルは
「私は○○です」のように、「私は」で表すことができます。
英語の疑問詞で聞くと、「Who」になります。あなたは誰?
公式は「私=X」です。
しかし、これは決して一つではありません。
一人の人間の中にはたくさんのアイデンティティーがあります。
それを表したくて最初の図を挙げてみました。
(山崎啓支さんの2.5時間セミナー ニューロロジカルレベル編で上のような図を描かれていました)
例えば私のアイデンティティーは・・・
私は夫です。
私は父親です。
私は薬剤師です。
私は夢想家です。
私は現実主義者です。
私はやさしいです。
私は論理的です。
私は・・・
このように様々な役割を持った私がいるわけです。
そして、この時にも「焦点化の原則」は働きます。
「焦点化の原則」とは
「意識は同時に2つ以上のことをとらえるのが苦手である、
よって焦点化が起こる」ですね。(by 山崎啓支さん)
つまり同時に2つのアイデンティティーは持てないということです。
父親のアイデンティティーを保ったまま、薬剤師のアイデンティティーでいることはできないのです。
瞬間瞬間はどちらか一方に焦点が当たっているはずです。
色々意識を巡らせているときは様々なアイデンティティーを行ったり来たりしています。
一度、「私は○○です」の○○にあたる言葉を50個ぐらい上げてみると面白いです。
役割は結構、真実なところが多いですが、
使命となると思い込みも多いのです。
思い込みがアイデンティティーを作り、
それが信念・価値観に影響します。
そして、それをモティベーションにして能力、行動、
最後に環境を作り出していきます。
このアイデンティティーを「快」に繋げるか、「痛み」に繋げるかで、
大きく環境は変わりそうです。
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