アイデンティティ その1
かなり更新を怠ってしまいました。
ズーッとNLPの学習は深めていたのですが・・・
今年の5月末からマリーロータスの尉川太尊さんがファシリテーターを努めている、
NLPのインターネットトレーニングを受講しています。
基礎トレーニング、NLPトレーニング、そして今は、アソシエイトトレーニングを受講中です。
合わせて言語専科で、ランゲージ・ラボラトリー専科も受講中です。
リアルなセミナーよりも確実に言語化するトレーニングができると思います。
無料トレーニングもありますので、ご興味のある方はトライしてみるのもいいかもしれません。
言語化するとは、意識化するということですね。
このブログでも繰り返しお伝えしています。
--------------------------------
意識=思考(頭)=言葉
無意識=身体=感覚
--------------------------------
無意識領域のことを言語化する。意識に上げる作業を課題を通して行います。
もう少し噛み砕いた言い方をしますと、「気づく」ことですね。
私たちの無意識領域には数知れずのプログラム、ビリーフ、価値観などが眠っています。
それに気づかずにいると、私たちは自動反応を繰り返します。
選ぶことができないわけですね。
しかし一度気づいて、それらに色をつけてあげることができれば、制御が可能になってくるのです。
選択の余地が生まれるわけです。
私は、NLPインターネットトレーニングでは数々のモノを言語化してきました。
ここ5ヶ月程は、上記のことをズーッと取り組んでいました。
随分、前置きが長くなりましたが・・・
では、本題へ入っていきますね。
私は人間探究を一つのテーマにしています。
そしてNLPはそれを知る手段の一つとして学んでいます。
人間探究をしていくと、「私って誰?」「本当の自分って?」など、
すぐには答えの出ない「空白」が生まれます。
今回は「アイデンティティ」について深めていきます。
アイデンティティといえばニューロロジカルレベルを絡めないわけにはいきません。
ニューロロジカルレベルはこのブログでも何度かお伝えしています。
ニューロロジカルレベルとは意識レベルを階層的に体系化したものです。
通常は5つのレベルから成り立ちます。(この上にスピリチュアルレベルがあります)
①環境レベル
②行動レベル
③能力レベル
④価値観・信念レベル
⑤アイデンティティーレベル
番号順にレベルが上がるごとに私たちの深い部分に影響を与えるようになります。
このような図で表されます。
そして、自分という枠を超えた領域がスピリチュアルレベル。
以前に、この境界点こそが「本当の自分」とお伝えしたこともありました。
それがこちらの図でしたね。
二次元の世界で示されたこの図からは、まぁ、ここしかないとうところでしょうか?
ただ最近はちょっと違うかなぁ、と言うのが私の本音です。
さて、アイデンティティ。
ニューロロジカルレベルの最上位に位置するこのアイデンティティ。
日本語では「自己認識」です。
こう書くと、これぞ「私」という感じもします。
アイデンティティレベルを表現すると、「私は○○です」となります。
まさに「私」なんですが・・・
実はアイデンティティは、ひとつではありません。
ためしに私自身を例に、「私は○○です」を書いていきますね。
私は夫です。
私は親です。
私は薬剤師です。
私は優しいです。
私は正しいです。
私は怠け者です。
私は厳しいです。
私は管理者です。
私は子供です。
私は大人です。
私は会社員です・・・
・・・・・
・・・・・
私ひとりとっても無数にアイデンティティは存在します。
そしてお気づきのとおり、瞬間瞬間に繋がれるアイデンティティは一つです。
「焦点化の原則」によって、同時に、二つのアイデンティティを持つということはできないんですね。
(焦点化の原則:「意識は同時に2つ以上のことをとらえるのが苦手である、よって焦点化が起こる」)
ですから、無意識のうちに、繋げては、切り離しの連続を行っています。
アイデンティティに対してアソシエイト、ディソシエイトを行っているんですね。
例えば、「私は薬剤師です」
これは仕事中の私のアイデンティティです。
でも、ふと、仕事中に子供のことを思い出しているときは、「私は父親です」となります。
そして、また「私は薬剤師です」にもどり、今度は妻の事を考えているといつのまにか「私は夫です」に繋がる。
こんな連続が日常です。そして、それは、残念ながら意識的には選べていません。
自動反応です。
先ほどお伝えしたとおり、アイデンティティは「私は○○です」のように、「私は」で表すことができます。
英語の疑問詞では「Who」となり、「あなたは誰ですか?」と質問できます。
そしてシンプルに表すと、「X=Y」です。
「X=Y」とは一般化のことです。
部分を全体に繋げてしまうんですね。
アイデンティティレベルでの「X=Y」が無数にあることは、話してきた通りです。
私とは、「ひとつ」と思っていたのも、無数にあって、そして、自分で選ぶこともできない。
そして、「X=Y」ということは、アイデンティティすら自分ではない。
「アイデンティティって何??」と、いう疑問がでてきますね。
アイデンティティすら自分ではないとすると・・・
最初のニューロロジカルレベルの図に戻ると、こちらでしたね。
ニューロロジカルレベルの最上位のアイデンティティすら自分ではないとすると、
二次元的な図では頂点が「本当の自分」としかいえないんですね。
しかし抽象度をもっともっと上げていくと、なんか違う気がしてきまして・・・
ですから敢えてここは、他にあるかもしれないと可能性を残していきたいですね。
私自身がもっと一致感をもてる答えがでるまでは・・・
「アイデンティティって何?」という問いの手がかりとして質問を変形します。
こんなふうにです、「アイデンティティってどうやってできるの?」
さぁ、少しヒントめいたものがうごめき始めましたね。
次回に続く・・・
| 固定リンク
「NLP/アイデンティティ」カテゴリの記事
- アイデンティティ その4(2010.10.20)
- アイデンティティ その3(2010.10.20)
- アイデンティティ その2(2010.10.18)
- アイデンティティ その1(2010.10.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント